● 助成金とは
経営者にとってとても大事な助成金や補助金は、似てはいますが異なるものですから、事業を行っているのであればきちんと理解しておきたいところです。
このふたつの最大の違いは、その受け取りやすさが違うということでしょう。
助成金も補助金も、共に受け取るためには細かな規約やルールがあるので、それらの条件に当てはまると認められた場合に受け取ることができるものです。
助成金の場合は、定められている条件に合致していれば、基本的に受け取ることが可能でしょう。
助成金、補助金ともに国や各地方自治体が支給するもので、返済する必要がないという点では共通しています。
返済の必要がないので、新規に事業を興したりする場合は特にありがたい存在ですが、どちらも前払いではなく後払いが原則となっていることには注意が必要です。
申請方法は、それぞれそれぞれ異なりますので、お問い合わせください。
● 助成金は申請しやすい!
助成金と補助金の運用のしやすさは、会計検査院の判断のいかんでも違ってきます。
補助金の場合は、会計検査院による検査を必ず受ける必要があるだけでなく、受け取った補助金を本当に申請した通りの用途に使ったかどうかを、書類によって示さなくてはいけません。
こうした点から見ると、助成金よりも補助金の方が、ややハードルが高いと言えるかもしれません。
事業を推進していく上で、助成金は頼りになるものなので、特徴や申請の方法をきちんと調べて利用することをおすすめします。
中小企業が生き残りにしのぎを削る時代にあっては、事業資金難で困っている企業は少なくありません。
助成金を賢く活用することによって、経営基盤を建て直し、軌道に乗せることも容易になるでしょう。