● 短時間労働者の就業促進支援策・キャリアアップ助成金
キャリアアップ助成金という言葉を耳にしたことがある方もおられるでしょう。
この制度は、主に非正規雇用者に対する待遇の改善や職場環境の改善、キャリアアップの促進を目的としています。
企業経営者が社員のモチベーションアップのために申請するケースも少なくありませんし、現在では多くの企業がこの制度を利用しています。
この制度の中には下記のコースがあります。
・正社員化コース
・人材育成コース
また、短時間正社員コースや短時間労働者の週所定労働時間延長コースなどは、短時間労働者キャリアアップ助成金と呼ばれます。
短時間労働者キャリアアップ助成金を申請するには専用の支給申請書が必要となり、支給要件確認申立書も準備しなくてはなりません。
この短時間労働者キャリアアップ助成金は、非正規雇用の従業員のスキルアップに役立つのはもちろん、自社サービス力や生産性向上にも効果が期待できるとあって多くの企業が申請を行っているのです。
● 助成金受給のための審査
実際に申請してからどの程度で受給できるのかというのは気になるところではないでしょうか。
受給までの大まかな流れですが、まずはキャリアアップ計画をまとめ、それを提出しなくてはなりません。
支給申請が行われたらそのまま受給が始まるわけではなく、支給に相応しいかどうかを審査によって判断されます。
当然ですが審査に落ちてしまうと助成金を受給することはできません。
支給要件はほかにもいろいろとありますから、そのエリアを管轄するハローワークで相談するのがもっとも手っ取り早いでしょう。
また、厚生労働省の公式ホームページにもキャリアアップ助成金についてのパンフレットが掲載されていますから確認してみましょう。
なお、人材育成コースに属する有期実習型訓練を実施するケースでは対象者がキャリアコンサルティングを受ける必要があります。また、コンサルティング終了後にジョブカードを交付してもらう必要もあります。
はせがわ社労士事務所では、代表がキャリア・コンサルティングの有資格者ですので、ご安心ください。